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FDE 基礎読本

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Databricks応用知識パブリックプレビュー

オントロジーで AI に業務の意味を伝える(Genie Ontology)

テーブルの列名だけでは伝わらない「業務の言葉の意味」を、AI に渡すための仕組み。Unity Catalog のセマンティクスと Genie Ontology。

はじめに

生成 AI にデータの質問をさせると、「売上」「アクティブな顧客」のような業務の言葉を、テーブルのどの列でどう計算するのかが分からず、答えがぶれることがあります。オントロジーは、業務の概念と、その関係を定義したものです。Databricks では、Genie Ontology がこの役割を受け持ちます。

セマンティックモデルとオントロジー

セマンティックモデルは、指標(売上の合計など)や切り口(地域・月など)のように、人が意図して定義した業務の概念をまとめたものです。オントロジーは、それに加えて、概念どうしの関係や、業務が実際にどう動いているかの知識まで広げたものです。

Unity Catalog のセマンティクス

人が定義し、管理し、認定する「業務の定義」は、Unity Catalog の機能で持ちます。メトリクスビューは指標と切り口をコードとして一度だけ定義するもの、Pages は概念の正式な意味をデータのそばに書いておく場所、Domains は資産を業務のまとまりごとにグループにするものです。

Genie Ontology

Genie Ontology は、Genie の仲間の AI(Genie One・Genie Code)に、組織の業務の地図を渡す共通の層です。Unity Catalog のセマンティクス(人が定義したもの)に、メトリクスビュー・ダッシュボード・SQL の問い合わせ・Genie のエージェントから自動で取り出した知識を組み合わせます。

取り出した知識は Unity Catalog の権限で絞られ、利用者が見てよい資産から取り出したものだけが使われます。2026年10月時点ではパブリックプレビューです。

Palantir のオントロジーとの比較(参考)

比較対象の Palantir も、オントロジーを中核に置いています。Palantir のオントロジーは、データをオブジェクト(もの)とリンク(関係)で表し、さらにアクション(操作)までを持つ「組織の運用の層」と説明されています。Databricks の Genie Ontology は、主に AI がデータの質問に正しく答えるための文脈の層として位置づけられています。

確認すること

  • 業務の重要な指標をメトリクスビューで定義したか
  • 用語の正式な意味を Pages に書いたか
  • 資産を業務のまとまり(Domains)で整理したか

公式の情報

2026年10月9日時点の公式の情報をもとにしています。内容は更新されることがあるため、最新の版を確かめてください。