はじめに
OntoBricks でナレッジグラフを作る流れと、その裏で使われている標準を押さえます。何をするツールかは、「OntoBricks とは」を先に読んでください。
作る流れ
一、オントロジーを設計する: 業務の概念(クラス)と関係を、画面でドラッグして作ります。金融・医療・製造などの業界の標準のオントロジーを取り込んで使うこともできます。
二、テーブルと対応づける: オントロジーの概念を、Unity Catalog のテーブルの列に結びつけます。対応づけの SQL は、LLM が書くのを手伝います。
三、グラフにする: 対応づけにもとづいて、ナレッジグラフのデータ(主語・述語・目的語の3つ組)を作って保存します。
四、推論と検証をする: 定義したルールから新しい関係を導き、データがルールに合っているかを確かめます。
五、問い合わせる・AI に使わせる: 自動で作られる GraphQL の API や SPARQL で問い合わせ、MCP で AI エージェントに公開します。
使われている標準
オントロジーは OWL と RDFS、テーブルとの対応づけは R2RML、推論は OWL 2 RL と SWRL、検証は SHACL です。いずれも W3C などで決められた標準で、ほかのナレッジグラフのツールとも考え方を共有できます。
グラフの保存先
保存先は、業務のまとまり(ドメイン)ごとに選べます。既定は Lakebase(Postgres)で、Delta のテーブル(追加の仕組みが要らない)、Neo4j、保存しない(オントロジーだけを扱う)からも選べます。
AI エージェントから使う
MCP に対応しているので、Claude Desktop や Cursor、Databricks の Playground などから、業務の意味を持ったデータとして使えます。テーブルを直接見せるより、概念と関係に沿って問い合わせられるため、AI が業務の言葉で考えやすくなります。
確認すること
- 業界の標準のオントロジーを使えないか確かめたか
- ドメインごとに保存先を決めたか
- 推論と検証のルールを決めたか
- AI エージェントに公開する範囲を決めたか
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公式の情報
2026年10月9日時点の公式の情報をもとにしています。内容は更新されることがあるため、最新の版を確かめてください。